各校からのおたより
2019.10.20 第29回 北海道生活科・総合的な学習研究大会 旭川大会
   
   
   
   
   

先日は第29回北海道生活科・総合的な学習教育研究旭川大会に全道各地よりご参加いただきありがとうございます。今回の研究大会では『骨太な子供』(ほんきで ねがいをもって ふかくかかわり ともだちといっしょに〜新しい時代に必要な資質・能力を身に付けた子供像)の育成を目指して,主体的・対話的な研修を重ねながら準備を進めて参りました。本大会では,様々なご縁をいただく中で,幼稚園・保育所・こども園・小学校・中学校・高校まで,学校種間接続や子供の育ちを意識した授業公開と分科会を設定することができました。また,ご参加いただきました皆様からは,忌憚のないご意見やご省察をいただきました。それらを生かし,今後も「自ら学びの世界を拡げ よりよい自分を創る子ども」の育成を目指して旭川市連盟一同研修を積んで参ります。



2019.07.20 東光小学校授業実践「とびだせ東光たんけん隊」
   
   

総合的な学習の時間が初めての3年生は,学年全体でのオリエンテーションで「課題」「調べる」「整理する」「まとめる」という学習の見通しをもつところから,始まりました。学習の導入では,東光は「いい町」なのかどうかを全体の課題に設定し,児童を探検隊の隊員に任命し,調べに行くことにしました。

地域のお店,美容室,病院,交番,防災センター等に行き,実際の道具や設備を見ること,質問や説明などを通して調査をしました。お店や商品に関する細かい情報,交番や防災センターの内部など知らなかったことをたくさん知ることができました。自分の見学に行ったところはとてもいいところだったという気付きが生まれました。

今後は,それぞれの行った場所への気付きから東光はいい町かどうかのまとめを子ども達それぞれが行いまとめていく予定です。


2019.05.17 向陵小学校授業実践「日本の文化調査隊」
   
   

 

日本文化のよさを調べるために,様々な体験をしました。まず,教育大学茶華道部の学生を講師に招き,全員で茶道を体験しました。子どもたちは,「礼儀正しい」「作法を大切にしている」「おもてなしの心がある」などのよさに気付いていました。その後,他の文化についてもっと知りたいという思いをもち,グループごとに調査しました。「和服」の着付け体験,「和食」の味噌の食べ比べ体験,「和楽器」の演奏体験,「華道」の生け花体験,「書道」の書初め体験,「剣道」の実技体験に分かれ,講師から丁寧に指導を受けました。体験を通して分かった日本文化のよさを整理・分析し,最終的にはALTの先生に向けて学習の成果を伝えていました。




2019.01.30 全道大会を見据えた指導案検討会
   

 124日に北海道生活科・総合的な学習研究大会を見据えた指導案検討会を行いました。単元配列表を作成・活用することで単元構成を工夫し、深い学びへ誘う指導方法を構築することで、旭川の研究主題である「骨太な子どもの育成〜主体的・対話的で深い学びの実現〜」を目指しています。今回は旭川市立向陵小学校で行う公開授業に向けた指導案検討会でしたが、参加者間で活発な意見交流が行われ、より指導案の質が高まったと感じられました。

 

 今後、授業実践や渋谷調査官の講話などを通し、現在の研究をさらに深めることによって、来年度の全道大会を成功させたいと思っています。


2018.10.16 旭川市教育研究大会(西御料地小学校 単元名:あきとともだち)
     

旭川市立西御料地小学校にて,1年生生活科「あきとともだち」の研究授業が行われました。授業は子供たちが森で発見した宝物について発表し,秋のよさに気付きを広げていく内容でした。自分の宝物を手に取りながら願いや思いを発表する子供の姿から,生活科において主体的な体験活動の重要性を改めて考えることができました。

その後の研究協議では,様々な視点から今回の授業や研究について話し合われました。一つ一つの内容の質が高いため,時間をかけて実践に落とし,次年度の全道大会につなげていきたいと考えています。


2018.4.19 旭川市立実度地が丘小学校の生活実践
   
   
  昨年度の実践ですが,学校の近くには『神楽岡公園』という,緑豊かな公園があります。1年生の秋を探す単元では秋探しをする学習があります。子どもたちは絵本や図鑑などを見ながら,森の様子やドングリがある位置などの見通しをもって学習に向かっていきました。その際、公園には公共のバスを使って向かいます。バスの乗り方やお金の払い方などを知らない子どもたちですので,事前の学習のなかでは不安に思っている子も多かったです。しかし,当日バスに乗ってみると,その不安はなくなり,上手にバスに乗っていました。公園に着いたら,子どもたちは秋を思う存分に探し,袋一杯にお土産を持ち帰っていました。

2017.12.13   旭川市立愛宕小学校の総合実践

「日本の文化にしたしもう」という単元を切り口に,昔から伝わる伝統文化について調べ,そこから様々なことを学びとっていきました。

日本舞踊,琴,尺八,籐細工,茶道,華道,の6種類の中から2種類を選択して実際に伝統文化を体験し,調べた知識と合わせながら興味・関心を広げ,更に深く学びを進めていきました。子どもたちはこれまでもっていた知識及び,パソコン・図書等で調べたことと,体験して感じ取ったことのギャップに驚きながらも,これまで体験したことのない感覚に学びへの意欲を高めていました。子どもたちにとって驚きや発見がある体験は,パソコンや本では感じ取ることができないもので,学ぶ意欲の向上に欠かせません。
 これからも知識と体験の融合を図り,子どもたちが自ら学び,主体的に学習活動を進めていける姿勢を身に付けさせたいと考えます。

 


2017.11.10   旭川市立緑が丘小学校の総合実践
  

 緑が丘小学校では,毎年各学年で行った総合的な学習の時間の様子を廊下に掲示しています。各学年の個性豊かな取り組みがされて,とても見応えがあります。子どもの活動の流れがわかりやすく整理されているので,他学年の先生や来校された保護者の方々にも,どのような学習が行われているのかを伝えることができています。児童にとっては次年度の学習の見通しがもてる,とても意味のある掲示になっていると考えます。

2017.10.23   旭川市立東栄小学校の総合実践
  東栄小の総合的な学習「共に生きる」の授業の様子です。東栄小では3年生から6年生で福祉をテーマに横断的に学習を進めています。4年生では「耳の不自由な人」を学びます。本やインターネットで調べる活動,実際に手話の講師を呼んで体験から学ぶ活動をします。これを通して,学んだことをグループ毎に壁新聞にまとめ発表しました。感想の中では,もう少し手話を学んでみたいという意見があり,今後への意欲につながりました
2017.7.15   旭川市立愛宕東小学校の総合実践
  4年生「命のかがやき」の学習で,旭山動物園へ行きました。動物の生態について調べるためです。実際に動物や看板を見て学んだだけでなく,飼育員さんに話を伺うことでそれぞれの課題を解決しました。学校に戻ってからは,分かったことや発見したことを新聞にまとめました。
2017.6.15   旭川市立愛宕小学校の総合実践
 「未来をみつめて」というタイトルのもと,様々な人とのかかわりや働くことを通して,自分の将来について考え,これからの生き方に役立てていくために活動をしています。
 漠然とした「働くこと・仕事」というイメージしかなかった子どもたちですが,自分の「動物が好き」「ゲームが好き」「ものを作るのが好き」「人を助けることがしたい」「自分の体験からの憧れ」などを入り口にインターネットや図書室の本などを活用し職業についての知識を広げました。自分なりの視点のもと自ら課題を設定し,思い描く未来の自分をイメージしながらそれぞれが調べ学習に取り組んでいます。新しい発見や驚きが更に子どもたちの興味・関心を広げています。
 調べ学習を通し,思い描く未来に近づくためには努力が必要であり職業のほとんどが人のために取り組むものであると感じ,これからの生き方を考えることができるようになってほしいと考えています。
2017.5.24   旭川市立緑が丘小学校の総合実践
 

5年生が「分かり合うために」という単元で,高齢者疑似体験や車いす体験を行いました。まずは高齢者疑似体験として,足におもりを付け,杖を持ち,見えにくくなるめがねをつけて,廊下を歩きました。その際,廊下ですれ違う子どもたちは「こんなに動きにくいなんて思わなかった。」,「すごくつらい。」など,体験して実感した気付きをつぶやいていました。そして,一度体験した児童は次の児童にアドバイスするなど,共に学び合う姿も自然に生まれていました。次の授業では,車いす体験を行い,操作の大変さを体験しました。足ではなく腕が痺れることや予想以上にうまく動けないことに体験的に気付いていました。活動の後半,息を合わせて押す姿には,お互いに助け合おうとする気持ちの芽生えを感じました。

2017.4.24   旭川市立新富小学校の生活実践

 今年も新1年生と2年生で「学校たんけん」を行いました。
 2年生は,1年生の時に当時の2年生に学校たんけんに連れて行ってもらっています。そのときのことを思い出し,またそれに付け加えて特別教室や職員室の説明を考えました。2年生になったばかりなのですが,1年生に分かりやすく伝えるための言葉づかいや話す速さ,話す内容はどうするのかなど,みんなで話し合いながら決めていくことで2年生にとってとてもよい学習になりました。
 各教室で2年生から説明を聞いた後は,1年生が9枚のシールをゲットし,チェックシートに貼っていきました。
 お兄さんお姉さん気分で誇らしそうな2年生。わくわくドキドキ楽しそうな1年生。どちらにとっても,思い出深い出会いとなりました。

2017.2.22   旭川市立神居東小学校の生活実践


単元名「わたしのすてきがはばたく」

 2年生の児童が小さい頃の思い出を話し合っていく中で,「自分ではよくおぼえていないことを詳しく知りたいなぁ」と家族へのインタビューに挑戦しました。自分の成長をふり返ることで,できるようになったことや役割が増えたことがわかり,「思い出物語」にしてまとめたいという意欲が高まりました。児童は,巻物型や紙芝居型,蛇腹型など,思い思いのスタイルで成長を表現していました。
 学習の中でも,成長を続ける子ども達。自分の成長に関わった人たちに感謝したいという気持ちから発表会も企画しました。参観日に来てくれた保護者に向けて,グループごとに発表ブースをつくり学習の成果を発表します。どのブースも協力して発表を進め,友達や自分自身の成長を実感できる学習となりました。これからの成長も楽しみです。


2017.1.13   旭川市立緑新小学校の生活実践


「きせつとともだち〜かぜやゆきとあそぼう〜」


1月23日(月),赤,青,黄,緑色の色水と雪を給食の空き牛乳パックに入れて,外に置いておきました。
「いつ,氷になるかなぁ?」「色のついたきれいな氷ができるだろうなぁ。」と,ワクワクの1年生。 
 1月25日(水),牛乳パックの中を覗いて見て「ほら,氷になってる!」と,口々に嬉しそう。
早速,牛乳パックをむいて,中の氷を出してみることにしました。この日は,最低気温−13℃,最高気温でも−4℃。それでも,子ども達は,手袋を脱いで牛乳パックをむくことに夢中でした。
「出た,出た!わぁ,きれい!」牛乳パックをむいてみると,予想以上にきれいな氷のかたまりが出てきて,大喜びでした。
その後,みんなで相談して,この色氷を雪山に並べ,「りょくしん」の文字とジバニャンの顔を作りました。遠くから見ても見える大きな氷アートが完成しました。

北海道の冬ならではの遊びを大いに楽しんだ1年生でした。


2017.1.18 愛宕東小学校 総合実践

単元名「いのちのかがやき」

 4年生の「いのちのかがやき」という学習の様子を紹介します。旭川市の助産師さんの話を聞き,お腹の中にいる赤ちゃんの人形をだっこするなどの体験をしました。また,近所に住むお年寄りからお話しを聞く「ふれあいサロン」を開きました。赤ちゃんも,お年寄りも,自分たちと同じようにかけがえのない命があることに気付くことができました。

2016.11.17 東栄小学校 総合実践


単元名「くらしをみつめよう」


 4年生の学習の様子を紹介します。社会科の学習を発展させて環境学習の一つで学んでいます。子供たちは「水の使い方,ごみ,残食」の3つのテーマに絞った課題の中から子供たちが自己課題を決めて調べ学習に入ります。写真は,栄養教諭からの講話やリサイクルプラザの方から直接話を聞いて疑問を解決している様子です。この後は,新聞にしてパソコンにまとめる学習をし,成果を交流するように進めているところです。

2016.10.20 永山西小学校 生活科実践


単元名「あそびのたつ人あつまれ」

2年生の児童が身近なものを使っておもちゃ作りをしました。おもちゃは,友達と遊ぶうちに遊びやゲームへと進化していきました。学級内であそびの広場を行い,お互いのお店をたっぷりと堪能した2年生。「このまま終わってしまうのはもったいない!1年生を招待しよう!」「1年生が楽しめるように,お店を工夫しよう!」「お互いのお店をもう一度1年生目線でチェックしよう!」と,2年生の思考が流れていきました。「1年生と対決する店員は少し手加減をするべき」「1年生の待ち時間を減らすために2人同時にやってもらおう」など,相手を意識して工夫を考えることができました。

2016.9.13 神居東小学校 生活科実践

単元名「きせつとともだち  〜 くさやはなであそぼう〜」

2年生の児童が「生きものと いっしょに」の学習で,旭山動物園へ校外学習に行きました。園内にある「こども牧場」ではモルモットと触れ合い,動物の体温やにおい,鼓動を体験できました。
 動物を飼育したいとの思いが高まった子どもたちに「どんな動物なら飼えるか調べて見ごらん。飼育員さんから合格が出たら飼えるよ」と課題が与えられ,それぞれが飼ってみたい動物について詳しく調べ,まとめました。
 子どもたちがまとめたものを動物園に送ると,「よく調べたね!」と飼育員さんから合格をいただき,晴れてハムスターを飼うことになりました。みんな少しずつ,ハムくんと仲よくなっているところです。

2016.8.5 緑新小学校 総合実践
 

単元名「きせつとともだち  〜 くさやはなであそぼう〜」

 学校の近くにある神楽岡公園へ草花遊びをしに出かけ,たくさんの種類の花や葉を見つけました。手触りやにおい,味など五感を使って自然を感じました。また,発見したことや感じたこと,疑問に思ったことを友だちや先生に生き生きと伝える姿も見られました。

草花遊びでは,草ずもう,シロツメクサやタンポポの指輪やネックレスつくり、笹船つくりなどをして遊びました。ちぎったり,曲げたりしたときの感覚を味わったり,草や花でおもしろい遊びができることに気付いたりしていました。自分が知っている遊びや考えた遊びを友だちに伝えるなかで「伝え合う力」を磨くことができました。    

教室に戻ってから「みつけカード」(右)を書きました。自分が楽しんだ草花遊びを表現し,それをもとに交流しました。

書いたり,発表したりする中で春の公園の様子との違いに気付く子がいて,次回の「なつさがしをしよう」に意欲をもつことができました。

2016.7.14 愛宕東小学校 総合実践
 
   
  

「命のかがやき」の学習で,旭山動物園に行きました。これまで自分が調べてきた動物を観察したり飼育員さんに質問したりして情報を収集しました。飼育員さんの「動物達を守ることは大切だが大変ではない」という話を受け,「命を守っている人は責任感があると思った。どの動物にも一つしか命がないから,大切にしなければならないと感じた。」という感想をもつ子もいました。直接動物を観察したり,話を聞いたりする経験をすることができました。

 その後,調べたことを新聞にまとめる際には,飼育員さんが学校に来てくださり,新たに出てきた疑問や調べ方が足りなかった情報について個別に答えてくださいました。読み手を意識して,調べたことを伝えたいという思いが,新聞にまとめる意欲を高めていました。国語の学習を生かし,見やすい新聞を作ることができました。

2016.6.21 愛宕小学校 生活科実践
 
   
  障がい者スポーツ協会のNPO法人「あ・りーさだ」による出前授業で障がい者スポーツの体験をしました。見たことのない競技用や,様々な用途の車いすを実際に運転しました。前日に車いすを体験していましたが,操縦性の違いに子どもたちは多くのことを感じていたようです。他にも視覚障がいのある方の競技も体験しました。目隠しをした状態ですずのなるかごに向けて音を頼りにディスクを投げたり,「ボッチャ」と呼ばれる手でボールを投げるカーリングのような競技をしたりと,普段は見ることもない種目を体験し「障がい者の競技だけど楽しかった」と感想をもつ子もいて,バリアフリーの考え方が少しずつ子どもたちに芽生えてきました。体験から生まれた子どもたちの思いをこれからの学習につなげていきます。
2016.5.15 東栄小学校 生活科実践

2016.4.15 新富小学校 生活科実践

 今年も新1年生と2年生で「学校たんけん」を行いました。
 2年生は,昨年案内してもらったことを想起しながら,特別教室や職員室の説明を考えました。何を伝えなければならないのか,注意事項がいいのかアドバイスの方がいいのかなど,グループや全体で話し合うことで,一人一人の説明が少しずつパワーアップしていきました。
 各教室で2年生から説明を聞いた後は,1年生が「おたから」のパズルピースをゲットし,14か所から14枚の欠片を集めてきました。最後に組み合わせると,校歌が完成しました。
 かわいい後輩ができ,手をつないで歩く2年生の誇らしげな顔と,何をしていても楽しそうな1年生の顔が印象的な学習でした。
 1・2年生の次の交流は,秋単元です。
 

旭川市生活科・総合的な学習教育連盟 top pageへ

 
inserted by FC2 system