平成26年度
研究主題
旭川から学びを拡げ、深めることができる学習の展開
求める子ども像
自ら学びの世界を拡げ よりよい自分を創る子ども
○学びの価値を感じ,自分ごととして本気になって学ぶことができる子ども
○自分の成長,よさや可能性に気付くことができる子ども
○願いや期待をもち,自ら学びの世界を拡げ,「よりよい自分創り」を目指す子ども
求める学習像
○旭川の価値ある「ひと・もの・こと」を吟味した子どもにとって学びがいのある学習
○具体的な体験や言語活動を通して気付きの質を高め,探究の過程を連続させる学習
○教師が子どもの気付きや思考を適切に引き出し,関連付け,深めることができる学習
○自分とのかかわりや自己の生き方を自分ごととして考える学習
研究の仮説
仮説1
身に付けさせたい力を明確にし,魅力ある学習対象を吟味することで,拡がりや深まりが生まれる価値ある学びを創り上げることができるであろう。
仮説2
子ども達一人一人の思いや願いを大切にし,学びを実感できるような単元構成を工夫することで,主体的に学び続けることができる学習を展開することができるであろう。
仮説3
子どもたちの学びを拡げ・深めるための具体的な手立てを明らかにした授業改善を行うことで,子どもたちに確かな力を付けることができるであろう。
研究内容
研究内容1 〜旭川らしい学びを創造する学習内容の吟味〜
(1)身に付けさせたい力の明確化と学習対象(ひと・もの・こと)の吟味
(2)他教科・他領域との関連を明らかにした学習内容の具体化
研究内容2 〜主体的に学び続けることができる単元構成の工夫〜
(1)学びを実感できる単元構成の工夫
(2)主体的に学び続けることができる次構成の工夫
研究内容3 〜確かな力を付ける指導方法の工夫〜
(1)学びを拡げ,深める指導方法の工夫
(2)学びを実感させる評価活動の工夫
研究内容4 〜幼保小連携から学ぶ〜
(1)幼稚園・保育所と連携した研修(幼児教育との接続を考える)
(2)スタートカリキュラムの実態把握と改善
(3)(中学校と連携した研修)
本連盟は、旭川地区の約60名の会員が生活科・総合的な学習を研究する目的で組織された研究会です。
毎年、旭川市教育研究会「生活科・総合的な学習研究部」と連携を図りながら、実践的な研究を行っています。
具体的な研究としては、6月に生活科の授業研究、10月には総合的な学習の時間の授業研究、2月には幼保小連携の実践交流を行っています。また、夏期研修会、冬期研修会を設定し、研究交流や実技講習会などを行っています。他には、全道大会、全道宿泊研修会等へも積極的に参加しているところです。近年の取り組みとしましては、学級経営・授業作り・教材研究・運動会や学芸会の種目交流など、さまざまな分野について意見交流をする『楽習会』を、年間5回程度企画・実施し、連盟に所属していない市内の教職員にも参加をいただいて楽しく学習しています。
こうした活動を通して、会員相互の研鑽に努めています。これからも授業研究を中心とした生活科・総合的な学習の研究に、力を注いでいきたいと考えています。